( ̄ー ̄; ヒヤリ
( ̄△ ̄;)エッ・・?
( ̄△ ̄) !!
( ̄◇ ̄;) ハゥー

小説シリーズ(1) 『からっぽ』  

小説シリーズ(1) 『からっぽ』 



男と女が恋愛の話で盛り上がってると楽しそうに見えるけど、
軽い気持ちで恋愛の話題を振ってはいけないのではないでしょうか。
そう思いました。
特に「失恋」の場合。

あっ、僕は杉山哲也、21歳。
目黒区にある国立大学の3年生です。

その日も大学へ行くために、
毎日乗っている7時50分発の電車を待ってたんです。
全てがいつもと同じ、平和な朝でした。

唯一いつもと違ったのは、
ホームへ上がってくるエスカレーターに、
見たことのある顔があったことです。
明日香ちゃんでした。

明日香ちゃんというのは、去年僕がバイトしていた塾で教えていた中3の女の子。
いや、中3っていうのは去年の話なので、今はもう高校生です。
いつもは次の電車に乗っているのでしょうか。

僕が話しかけようか迷っていると、
彼女の方から声をかけてきました。
「あっ!杉山先生!」

久しぶりに会った彼女は、高校の制服のせいか、
以前より少し大人っぽく見えました。

「おう!久しぶりー!元気だった?」
「元気だよ!・・・あれ?先生、髪サッパリしたよね!?」

彼女は僕の髪型を指摘してきました。
今までずっと、耳がすっぽり隠れるくらい長かったのですが、
先週、美容院でベリーショートにしてもらったのです。

「そうでしょ!あっ、長い方がよかった?」
「ううん。似合ってるよ☆ でもなんでそんなに短くしたの??」
「うん・・・ちょっとね。まぁ、なんというか・・・失恋かな。振られたんだ。」

僕は少し空気が重くなったのを感じました。
こんな話するんじゃなかったと、後悔しました。
それも、久しぶりに会った、元生徒に。

話題を変えようとして、明日香ちゃんを見ると、
震える声で何かしゃべろうとしていました。

「先生、あのね・・・」
「ん?なに?別に俺のことは気にしな・・・」
「あのね・・・明日香も・・・明日香も昨日、フラれたんだ。」

たしか彼女が付き合っていたのは、彼女の中学の同級生。
2年くらい付き合っていたのではないでしょうか。
彼女は嘘や裏切りが嫌いな、一途で、とても真っ直ぐな子でした。
当然、振られたショックも大きいはずです。

「そうなんだ・・・。もう寄りは戻せないのかな?」
「たぶん無理・・・明日香より好きな人がいるんだって。
 しかも、もう付き合う寸前みたい。」

僕はこれ以上は危険だと思いました。
彼女の目には、うっすら涙がうかんでいます。
僕は単なる”後悔”を通り越して、罪悪感を感じました。

この罪悪感というのは、
久しぶりの再会を台無しにしてしまったことに対してではなく、
彼女につらいことを思いださせてしまったことに対してでもなく、

えっと・・・

あの・・・・・

あの・・・僕が・・・

・・・僕が失恋したってのは、冗談だったんすよ〜!笑

失恋って言って、「うそ?先生ほんと?」ってなった後、
「うん、上戸彩にフラれたんだー。」
とか言うつもりだったんすよ!(爆)

あ〜、まじでミスったわ!笑
ほら〜、もう明日香ちゃん、軽く泣いきだしちゃってるじゃ〜ん!

いやさ、でもなんかよくない?青春っぽくってさ!
振られてもずっと好き、みたいなね☆
どうしても忘れられなくて、2ヶ月後また告白する、みたいなね☆
まぁ、どうせ拒否られるんだろうけどっ!笑

僕は少しでも明るい方向へ持っていこうとしました。

「失恋したときってさ、ゆずの曲とか聞くと、グっとくるよね?」
「ゆずって・・・果物の?」

だめだ、完全にジェネレーションギャップだ!
「からっぽ」とか、「桜木町」とか知らないよね。。。
そういえば明日香ちゃん、KAT-TUNしか聴かないって言ってたもん。
隊長!もう無理です!全て手は尽きました!撤退の指示を!!!


【漫才】一人暮らし 


「はいどーもー!葱椎茸です!」


「今日もフリートークしよ。」


「僕、来週から一人暮らしすることにしたんですよー。」


「ほ〜。・・・・・・・誰と?」


「だから一人だって!二人じゃあ一人暮らしできないんだよね。」


「あ〜そうだよな。お前なんかと一人暮らししてくれる友達いないもんな。」


「いや友達とかの問題じゃなくてさぁ。」


「で、どうなんだ?一人暮らしは。」


「・・・だから来週からだって!話きいてた?」


「お前まだ始めてもないのに一人暮らしの話すんなよ!
 ぜんぜん話が広がんないじゃん!」


「いや、でもいろいろあんじゃん!
 その部屋どれくらいの広さなの?とか聞けばいいじゃん!」


「その部屋東京ドーム何個分の広さなの?」


「お前どんだけ広いの想像してんだよ。野球とかできないから!
 6畳だよ6畳。たたみ6個分!」


「でもキッチンとかトイレとかもあんだろ?
 それ合わせたら何畳?」


「そしたらまぁ・・・8畳か9畳くらいかな?」


「ほら〜!」


「えっ?」


「8畳か9畳だろ?ほら立派な89(やきゅう)場じゃないか!」


「だから野球とかできないから!!」


「いやでも一人暮らししたら何でも一人でやらなきゃいけないんだぞ?
 料理も掃除もキャッチボールも。お前できんのか?」


「最後の以外ならできるよ。」


「ほんとか?それから服も一人で着なきゃいけないんだぞ?」


「着れるわ!当たり前だろそんなん。」


「本当かよ!じゃあ試しにお前、オレの服かしてやるから、着てみろよ」


「着れるにきまってんだろ!いいよそんなん。めんどくさいなぁ」


「いいから着てみろって!
 ちょっと待ってな。
 えっと、ここから手をだして・・・
 ここがこうで・・・
 ・・・
 あれ・・・おかしいなぁ・・・
 ・・・
 ・・・・
 ・・・・・
 ちょっとお母さ〜ん」


「お前一人で脱げねぇのか!!
 そんなんじゃ、お前こそ一人暮らしはできないな。」


「いや、てかオレはもう一人暮らししてるんですけど。」


「え・・・うそ!?マジで??」


「・・・お母さんとだけどね。」


「いい加減にしろ」


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